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香港に広がる「白色テロ」懸念、「殲滅戦」へカジ切る香港政府

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 6月から始まった香港の逃亡犯条例改正への反対運動が、どうやら新たな局面に差し掛かったようだ。香港政府が反対派勢力に対する対応方針を「消耗戦」から「殲滅戦」に切り替えたように見えるからだ。

 そのことが明らかになったのが、8月30日を中心に展開された反対派の中心人物の一斉摘発だった。

 政党「デモシスト」に所属し、雨傘運動で活躍したジョシュア・ウォン(黄之峰)さんやアグネス・チョウ(周庭)さんら日本でも知名度のあるリーダー格の人物が、同じ日に香港各地で一斉に逮捕された。

8月30日、保釈された周庭さんと、黄之峰さん(REUTERS/AFLO)

香港を覆う「白色恐怖(テロ)」の陰

 香港では、いま「白色恐怖(テロ)」という言葉が広く語られている。白色テロは、当局が反対者に対して暴力や法律を使って弾圧を行うことを指す。1950年前後から戒厳令下の台湾で国民党により展開された苛烈な政治的取り締まりを評する言葉として有名になった。いま、香港の反対派が懸念しているのは、もはや死語かと思われていた「白色テロ」の暗い影が、香港を覆いつつあることである。

 

 

 

 


タグ:香港デモ
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