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グーグルとの〝陣取り合戦〟に挑む自動運転ベンチャー [1)経営・ビジネス]

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本記事掲載のWedge5月号『創刊30周年記念インタビュー「新時代に挑む30人」』では、「ホンダジェット」の生みの親・藤野道格氏 やラグビー日本代表・リーチ・マイケル氏、USJ復活の立役者でマーケターの森岡毅氏、大峯千日回峰行を満行した大阿闍梨・塩沼亮潤氏など様々な分野で令和の時代を牽引していく30人にインタビューを行いました。

今後の自動車業界の行く末を左右する自動運転技術の開発競争。米Google(グーグル)陣営が先行する中、世界中の企業を巻き込みながら追いかける日本のベンチャーがある。

加藤 真平(かとう・しんぺい):1982年生まれ。東京大学大学院情報理工学系研究科准教授。2004年慶應義塾大学理工学部情報工学科卒業、08年同大学院理工学研究科開放環境科学専攻後期博士課程修了(工学)。カーネギーメロン大学客員研究員、名古屋大学大学院准教授等を経て、15年12月にTier Ⅳ(ティアフォー)を創業。

 

 「自動運転開発は陣取り合戦だ」

 自動運転ベンチャーTier Ⅳ(ティアフォー)の創業者で、東京大学大学院情報理工学系研究科准教授の加藤真平はそう語る。

 加藤は2015年、世界初のオープンソースの自動運転用OS(基本ソフト)である「オートウェア」を開発した。同年、ティアフォーを創業し、17年12月には日本で初めて、公道で完全自動運転の実証実験を行った。今春からは愛知県の「愛・地球博記念公園」で完全自動運転車両による「ライドシェア」も試験的に提供している。オートウェアはだれでも無償で使える自動運転用OSだ。主に研究開発用途として国内外で既に100社以上、30種類以上の自動運転車両に導入されており、ソフト開発者が集うコミュニティーサイト「GitHub(ギットハブ)」では3000以上のスター数を獲得し、好評価を得ている。OSのソースコードも公開しており、だれでも自由に改良できる。

 

 

 

 


タグ:自動運転
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