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ブルーに染まる信仰の泉 山形「丸池様」 [3)ライフ]

ブルーに染まる信仰の泉 山形「丸池様」

ブルーに染まる信仰の泉 山形「丸池様」 ※2次使用禁止
神秘的なコバルトブルーに染まる丸池様。古くから池そのものがご神体とされてきた=山形県遊佐町
 鬱蒼(うっそう)と茂った杉林に、鳥のさえずりと小川のせせらぎが響く。早朝の凜とした空気が体に染みこんでいくようだ。鏡のような水面に、木々の姿を映し出す小さな池。木立の間から太陽の光が差し込むと、群青色の水面がみるみるうちにコバルトブルーに変化していき、華やいだ。
 山形県遊佐町にある「丸池様」。出羽富士とも称される鳥海山(2236メートル)の伏流水が湧き出て、直径20メートルほどの池になっている。池そのものが鳥海山大物忌(おおものいみ)神社の末社「丸池神社」のご神体だ。
 丸池様は地域でしか知られていなかったが、5年ほど前にテレビ番組で取り上げられたのをきっかけに観光客が増え始め、その神秘的な姿が会員制交流サイト(SNS)を通じて拡散した。
 「丸池様は、地元の人々にとっては信仰の対象。その伝え方には気を使っています」と話すのは遊佐町地域おこし協力隊の林晶さん(40)。林さんは池の大きさなど数値的な説明は最小限にとどめている。「神様を数で表すことにためらいがある」という。
 なぜこのような美しい色になるのか。水深や透明度、光の具合など条件はあるとされるが、はっきりはしていない。「その方が神秘的で丸池様らしい」。林さんはそう、考えている。(写真報道局 古厩正樹)

タグ:信仰の泉
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