これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

米国が採る中国政策次第で変わる朝鮮半島の未来







米国が採る中国政策次第で変わる朝鮮半島の未来


米国から見た東アジア:日本からの景色とは大きな相違


2019.4.29(月) 松村 五郎








ドナルド・トランプ米大統領(右)と中国の習近平国家主席(左、2017年11月8日撮影、資料写真)。(c)NICOLAS ASFOURI / AFP〔AFPBB News




 北東アジアの明日がどうなるのか、その未来は深い霧に覆われている。


 それというのも、米朝関係、米中関係が今後どのように推移するのか、全く予測がつかないからである。


 2月末のベトナム・ハノイにおける米国のドナルド・トランプ大統領、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長会談は何らの合意が見られないまま終わったが、米朝交渉自体は継続されており、決裂したわけではない。


 この結果を受けて、数多くのメディアや評論家がトランプ大統領や金正恩委員長の思惑がいかなるものであったのか、それに基づき今後の交渉の行方はどうなるのについて、あれこれと論評している。


 他方、米中間においては貿易交渉が続いており、当初は3月末にも米中首脳会談で決着するのではないかと思われていたところ、交渉は進展せず、首脳会談もいつ行われるのか定かではなくなっている。


 昨年10月のマイク・ペンス副大統領による対中強硬演説を受けて、「米中新冷戦だ」「米中技術覇権競争だ」と今後の全面対決を予測する論調のコメントもあれば、いやトランプ大統領は意外とあっさり妥協するかもしれないと予想する記事もある。


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