幼稚園・保育園、スポーツ団体等、子どもの写真を保護者に届けるサービスとして現在、年間100万世帯のユーザーを抱える会社「千」(サービス名「はいチーズ!」)。その千葉伸明社長に、最初の起業の失敗、そこからどう立ち直って、現在国内シェアトップ(自社調べ)の事業を確立してきたか、また、写真を通じて子どもや保護者の笑顔を創出する事業に行き着いたか、お伝えしたいと思います。

千葉社長

アマゾンもびっくり、ITと労働集約を掛け合わせる

「はいチーズ!」の事業モデル

 昨年、米国アマゾン本社のAIの責任者が同社に訪問する機会があったそうです。それはアマゾンの顔認証のAIを日本市場で非常に多く使用していることが判明したことによるものでした。「はいチーズ!」では、顔検索機能を充実することで、購入者側の手間を省き、利便性を向上させています。

 幼稚園、保育園の先生が今まで行っていた、アナログ作業(写真仕分け、展示、プリント、集金、配布等々)が、ITを導入したことで、手間が掛からなくなり、この負担軽減が現場から評価されているそうです。

 現在は6000団体へカメラマンを派遣し「写真・動画」とITを組み合わせ、購入者の「記憶」領域へアプローチし、たくさんの笑顔やコミュニケーションの創出場面に立ち会っています。

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