従来のモビリティ産業とは違う新たな収益を生み出すMaaSに自動車、鉄道、ITなどから参入が相次いでいる。各国の最新の動きを追った。
「金曜日には、オフィスの近くでcar2goを借りて、駅前にある専用駐車場に乗り捨てて、電車で遠出している。同じアプリで予約できるから便利だよね」とドイツのシュツットガルトに住むクリスチャン・ベッカーさんは語る。
「同じアプリ」とは、ドイツ大手自動車メーカーであるダイムラー傘下の企業ムーブルの提供するアプリ「moovel」だ。
moovelはカーシェアリングサービスの「car2go」、配車サービスの「mytaxi」、ドイツ鉄道「DB」およびドイツ鉄道のシェアリング・モビリティアプリである「Flinkster」といったモビリティサービスをワンストップで予約、決済、利用できる。
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