これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

日本に潜む北朝鮮工作員にどう対処すべきか







日本に潜む北朝鮮工作員にどう対処すべきか


スリーパーセル発言が差別発言と曲解される日本の安全保障観


2018.4.10(火) 中谷 寛士








マレーシアで起きたようなテロ行為が日本で起きる可能性は? 写真はマレーシア・セパンのクアラルンプール国際空港で行われた現場検証に立ち会う、インドネシア国籍のシティ・アイシャ被告(左から2人目)とベトナム国籍のドアン・ティ・フオン被告(右端、2017年10月24日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / MOHD RASFAN〔AFPBB News




 2月11日放送のテレビ番組「ワイドナショー」における国際政治学者、三浦瑠璃氏(以下、敬称略)の「スリーパーセル」発言が物議を醸し出し、ネットでは同発言をめぐり炎上した。


 同発言をめぐっては、三浦が「大阪がやばい」と発言したことから、ネットでは在日朝鮮人への差別発言という声や、「スリーパーセル」という言葉自体の存在有無を疑う意見、三浦の発言の根拠として示したディリーメール(The Daily Mail)の記事に対する批判の声などが上がった。


 本稿では、この発言を改めて振り返り、同発言の問題点を特定するだけではなく、(本来三浦が意図した)日本の安全保障についても考察する。


 なお本稿では、三浦が言う「スリーパーセル」による工作活動の存在有無に関しては断言しない。むしろ、断言できないと言う方が正しいであろう。


 そもそも、三浦だけでなく、北朝鮮の極秘作戦を筆者のような一日本人が知ることなどできない。このような極秘作戦は明確な裏が取れるわけがなく、推測的領域を超えることはない。


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