これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

北朝鮮の高まる脅威に、いかに対処すべきか







北朝鮮の高まる脅威に、いかに対処すべきか


日本の「安全」を米国や国際社会に任せられなくなってきた


2017.9.20(水) 森 清勇








韓国軍が行った弾道ミサイル発射訓練(撮影場所非公開、2017年9月15日撮影・提供)。(c)AFP/South Korean Defence Ministry 〔AFPBB News




 米国が数年先と見ていた北朝鮮の核弾頭付大陸間弾道ミサイル(ICBM)の展開が予想を超えて早まるとみられる。


 そのため制裁問題を含め、国際社会の緊迫度は高まり、9月3日の核実験後は制裁強化が従来に比して迅速に決議された。しかし、抜け穴だらけとも言われ、北朝鮮は核兵器の保有とICBMの完成・配備に邁進するに違いない。


 米国は北朝鮮が核弾頭の小型化や大気圏再突入のような高度な技術の習得が易々とできるはずがないと見ていた節があった。


 ソ連などが短期間に核保有国になったように、後発国になるにつれて技術の習得が容易かつ低コストになるという経験則を米国は忘れていたのだろうか。


 それとも白人至上主義者の存在で分かったように、米国に伏在する差別意識から北朝鮮を甘く見くびっていたのだろうか。


 北朝鮮は昨年に行った核実験やミサイル発射試験で飛翔能力や命中精度に自信を持ち、金正恩朝鮮労働党委員長は今年1月1日の年頭挨拶で成果を誇示するまでに至っていた。


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