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【世界のかたち、日本のかたち】自衛力は憲法9条と矛盾しないどころか、話し合い解決を実現するのに不可欠な力だ 大阪大教授・坂元一哉

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【世界のかたち、日本のかたち】自衛力は憲法9条と矛盾しないどころか、話し合い解決を実現するのに不可欠な力だ 大阪大教授・坂元一哉

「水爆」と見られる物体を視察、核の兵器化事業を指導する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(右から2人目)。9月3日、朝鮮中央通信が報じた(朝鮮通信=共同)

 

 国際紛争を解決するために、武力行使を手段とすることはない。わが国は過去70年間、憲法9条のこの平和主義を厳格に守ってきた。今後もそうあり続けたいが、国際紛争(問題)を武力で解決しないとすれば、何によって解決するのか

 それはもちろん、話し合いで平和的に解決する。そういう原則的な答えに異議を唱える人は少ないだろう。

 ただ国際社会には、解決が必要だけれども、話し合いでは容易に解決しそうにない問題が数多く存在する。わが国と世界の安全保障を大きく揺るがしている北朝鮮の核、ミサイル開発問題もその一つである。

 そうした問題でも、ともかく話し合いによる解決を目指すとすれば、われわれには相当の知恵と忍耐、そして国際社会を味方につけ、さまざまな圧力を相手にかける、国家としての総合力が必要になるだろう。

 なかでも強調すべきは自衛力の重要性である話し合いがうまくいかなければ、相手は武力を行使する、もし武力を行使されたら自国を守れない、ということでは、まともな話し合いなど不可能だからだ自衛力はこの意味で、憲法9条と矛盾しないどころか、その理想を実現するのに不可欠な力なのである

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タグ:自衛力
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