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自爆強制される子供、4倍に ナイジェリアの過激派 6割以上は少女 ユニセフが発表

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自爆強制される子供、4倍に ナイジェリアの過激派 6割以上は少女 ユニセフが発表

 国連児童基金(ユニセフ)は22日、ナイジェリア北東部でイスラム過激派ボコ・ハラムに拉致され自爆攻撃を強制される子供が急増し、今年に入り83人が被害に遭ったと発表した。既に昨年1年間の被害者数の4倍に上るとしている。

 ユニセフは「人間爆弾」と表現し、子供たちは自爆攻撃の加害者ではなく、被害者だとして懸念を強めている。83人のうち55人が少女で、大半が15歳未満だった。拘束から逃れても、周囲に恐れられ、地域社会に復帰できない子が多いという。

 ユニセフによると、ナイジェリア国内で約170万人がボコ・ハラムの襲撃から逃れ、避難民になった。約45万人の子供が深刻な栄養失調に陥る恐れがある。

 ボコ・ハラムは欧米の教育や価値を否定し、シャリア(イスラム法)導入を要求。2014年には北東部ボルノ州で女子生徒276人を拉致し、国際的な非難を浴びた。一部は解放されたが、いまだ110人以上の行方が分かっていない。(共同)

 


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