今年後半、テスラがモデル3の発売を開始することで、米国はいよいよEV量産時代に突入しようとしている。現在テスラはEVの台数増に対応するため、特にカリフォルニア州内でチャージステーションの充実を急ピッチで進めているところだ。

 モデル3の登場で何が変わるのか。自動車業界アナリストによると「ユーズドのEV価格が大幅に下がり、2万ドル台となる可能性がある」上に、「3万ドル台のモデル3、GMボルトにより、2018年にはEVの平均価格とガソリン車の平均価格がほとんど変わらなくなる」という予測まで出ている。

(Justin Sullivan/Getty Images)

 

 しかし、やはりEV普及を拒むのはバッテリーの持続時間だ。いくらチャージステーションが充実しても、急速チャージでもかかる時間は30分程度。ドライブの途中に何度も30分以上の休憩を取る、さらにはチャージステーションを常に探さなければならない、というのがドライバー側には気持ちの上で負担となる。

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