ローマ法王「世界は戦争の中にある」ポーランド訪問途上に相次ぐテロ受け
閉じる
2016.7.28 15:56
ローマ法王「世界は戦争の中にある」ポーランド訪問途上に相次ぐテロ受け
ローマ法王フランシスコは27日、フランス北部のカトリック教会襲撃など各地で暴力やテロが相次ぐ現状について「世界は戦争の中にある」と憂慮を示した。ただイスラム教とキリスト教などによる「宗教間の戦争」ではないと強調し、残虐行為が宗教の名の下に繰り返されている状況を非難した。
ポーランド南部クラクフに向かう特別機中で記者団に語った。
フランスの教会を襲撃した容疑者は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の影響を受けたとされるが、法王は「戦争は人々の利益や資源、支配をめぐるものだ。全ての宗教は平和を求めている」と訴え、信仰の違いが対立をあおることのないよう宗教間の融和が重要との考えを示した。(共同)
タグ:ローマ法王
コメント 0