「もっと『親を大事にしなさい』と教えないと」教育者研究会 加地伸行・大阪大名誉教授が講演 [❹教育]
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2016.7.24 14:26
「もっと『親を大事にしなさい』と教えないと」教育者研究会 加地伸行・大阪大名誉教授が講演
知識と道徳が一体となった教育のあり方を考える「第53回教育者研究会」が23日、奈良県広陵町のふるさと会館グリーンパレスで開かれた。平成30年度以降に「道徳」が小中学校で教科化されるのを前に、教職員らを中心に約125人が参加し、道徳教育の意義について考えた。
「公益財団法人モラロジー研究所」が主催。この日は、大阪大名誉教授の加地伸行さんが「日本人の宗教・道徳・法律」と題して特別講演し「答えを出すのが難しい問題を、みなで議論し葛藤(かっとう)しながら、生涯考え続けることで道徳心は養われていく」と主張した。
また、古代中国で道徳は「礼」や「孝」と表現されていたとし「先祖を祭るなど、血縁に礼を尽くすのが道徳。学校の先生はもっと『親を大事にしなさい』と子供たちに教えないといけない」と話した。
参加した奈良県立高校の女性教諭(39)は「家族や友達を思いやる大切さをどう教えたら伝わるか日々悩む。少しヒントを得られた気がする」と話していた。
タグ:道徳教育
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