SSブログ

【オバマ氏広島訪問】「原爆投下と違う選択肢あった」米歴史家イアン・トール氏に聞く

閉じる

2016.5.25 20:24

【オバマ氏広島訪問】「原爆投下と違う選択肢あった」米歴史家イアン・トール氏に聞く

歴史家のイアン・トール氏=米カリフォルニア州サンフランシスコ(中村将撮影)

 オバマ米大統領が27日、広島を訪問する。原爆投下は必要だったのか。太平洋戦争を日米両国の立場から描いた「太平洋の試練」シリーズの著者で歴史家のイアン・トール氏に聞いた。(ロサンゼルス 中村将)

     ◇

 原爆投下は、多くの米国人の命そしておそらく多くの日本人の命も救うために、必要だったと多くのアメリカ人は信じている。それに反する史観は、米国では、左翼的な修正主義史観であるというレッテル貼りが行われている。

 だが、そうだろうか。史料から考える歴史家たちはむしろ違う結論を導き出そうとしている。私もそのひとりである。機密解除されてきた米国政府の当時の史料は、違う選択肢もあったことを示している。

 例えば、原爆投下の翌日、マッカーサー(連合国軍最高司令官)を運んだ飛行機のパイロットの日記には、「マッカーサーはあきらかにこのフランケンシュタインの登場に、困惑し落ち込んでいた」と記されているし、「ジャップを殺せ」と太平洋の戦いを指揮した南太平洋部隊司令長官のハルゼーですら戦後、「原爆投下はあやまちであった」と結論づけている。

>>続きを読む


タグ:原爆投下
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

Facebook コメント